| 「インターネットで読み解く!」 テクノロジー社会塾 |
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◆Vol.2(92/6〜92/7)
041 [92/06/07 15:07] PDD01756 綾綺和海:挨拶だけですが
団藤さんのHPを楽しく読ませていただいている綾綺和海というものです。
FAGRI の掲示板をみてやってきました。
ROMと化していますが、宜しくお願いしますね。
PDD01756 綾綺和海
043 [92/06/08 06:16] VFA01723 社務猫:よろしくお願いします
こんばんは.フォーラム無所属の社務猫と言います.
ちょっと前までFEPSONでスタッフをしておりました.現在は
文系フォーラムをつまみ食いしてます.こちらには,そのつ
まみ食い先のアクティブさんがたくさんお越しで,びっくり
しております.
ちょっと前まで社会科学系の修行籍を持ってましたが,現
在は映像音楽の仕事をしております.変わり者ですが,よろ
しくお願い致します.
団藤さんとは,サイエンスネットなどで,もう5年のおつ
きあいをさせてもらっています.これもつきあいのある複数
の記者さんの団藤評は「徹底した取材と記事の人」.通信に
ついては「☆☆に<通信>を逸早く提唱した人」・・と聞こ
えてきます.もうひとつ「語調は厳しいが人柄は温厚」なの
だとか.わたしも一度会う機会はありながら果たせず,確認
コラコラ出来ずにおります.
「団藤」姓については,いつか聞いてみようと思っていた
のですが,そうでしたか・・.
あ,調子にのって他己紹介までやってしまいました.
もうサイエンスネットにはほとんどアクセスしてないので,
こちらにぼちぼち参加させてください.よろしくお願いしま
す.
社務猫
団藤さん,NCB00362にお誘いのメール有り難うございました.
現在はVFA01723を使ってます.
044 [92/06/10 18:42] QFF00565 dando あやうく過労死しかけて・・・
留守中に、いろいろご訪問が多かったようです。感謝です。
当方、ちょっとばかり仕事が多すぎて、過労死しかけていた
ので、アクセスを休んでいました。あのネズミの心境がよく
分かりかけましたぞ。
今日はまだ忙しいので、詳しくは後日といたします。
045 [92/06/10 20:41] PGB00664 土師欠 ROM脱却宣言
始めまして、土師欠と申します。89年以来ROMばかり(配信? 頂い
たメールもROMというのも随分ひどい話ですが)で、大変申し訳なく思っ
ております。
91年から歴史フォーラム(FREKISHI)の【考古学研究室】の管理人を
務めております。私は、「週刊DANDO」以来の団藤さんの行われてきたこ
の様な試みに対して、大変興味をもってROMさせて頂いてきました。
しかし、生来の不精に加えて、対象テーマに対して適切なコメントを書
ける程の知識を持ち合わせておりませんでしたので、ズルズルとROMの
状態が続いてしまいました。今度、テーマもかなり幅が広くなるとの事で
大変期待しております。
京都の小さな企業で大きなヒット商品が生まれる経緯や、古都の景観論
争等の話自体も私なりに大変興味がありましたが、それ以上に、一「地方
版記事」(というよりも一方向性の強いマスコミ)の枠を越えようとする
団藤さんのこの様な試み自体に対して大変興味をもっております。
歴史フォーラムの一会議室に、ささやかな活動拠点を設けさせて頂くま
で(いや、その後現在に至るまで)わたしは、日本の考古学の世界ではな
かなか「人間―社会系と機械―システム系が接触(ここのHPの#14 団藤さ
んの文章の一部)」しないことに焦燥感を感じてきました。
そして、マスコミの分野でもこの様な試みが急速には発展せず、しかし
この様に着実に参加者を増やしている現状を見せて頂き、困難なのは何も
我々の業界だけではないのだと安心もし、又、大変勇気付けられます。そ
して「継続は力なり」を改めて感じております(89年以来あしかけ4年、
私もやっと書くきっかけが出来、「義務」を果たす事ができます)。
現在、日本の考古学業界における双方向通信システムであるBBSのネッ
トは、ネットの一部を利用した運営としては帝塚山大学のBBS−TUと
歴史フォーラム、そして総合ネットとしては奈良国立文化財研究所の「奈
文研文化財情報ネット」の3つですが、アクティブユーザーは3ネット共
小数のほぼ共通メンバーに固定されております。
奈良国立文化財研究所(奈文研)ですら、大勢いる職員のうち実際に利
用している人は3人程度です。そのような状態なので、3ネット共発足し
て年数が経っていないという事もあり、現時点では余り目的とする機能は
果たしてはおりません。
現在私は☆☆を講読しておりませんが(講読中でも東京版以外は読めな
い)、私自身もマスコミの取材を受けた事も何度か有り、業界全体でもマ
スコミとの係わりは決して少なくはなく、関心もあります。取材がらみの
書き込みも奈文研ネットを中心に結構あります。
今後とも団藤さんの試みを大いに参考にさせて頂くと共に、何か私でも
書き込みが出来るものがありましたら、書かせて頂きますのでどうか宜し
くお願い致します。
土師欠(PGB00664)
046 [92/06/13 18:15] QFF00565 dando RE:#39−45 発掘のことなど
KINOさん。団藤姓の源流ふたつ・・・というのは正確ではないかもしれ
ません。多分、もともとはひとつ。今の高梁市あたりにルーツがあったのでは
ないかと聞いてます。片方は南に、片方は西に移動したということかも。
「市内の公園」は三名園といわれる後楽園ですね。実は、あそこも景観上の
危機に直面しています。近くに高層マンションが建つのだそうです。
ところで、考古学・歴史学のご専門の方が何人もいらしてます。わたしもこ
の仕事をしていると、考古学の発掘物に当たったことが何度かありますが、新
聞の一面に出るレベルは、和歌山支局時代に担当した「鳴滝遺跡」だけです。
騎馬民族説で必ず引き合いに出される有名な馬具が出土した遺跡のすぐそば、
紀ノ川北岸に、5世紀としては当時、予想されない規模の巨大な建物跡が出ま
した。もう十年前のことで、以後、そうした規模の建物は近畿各地で次々に見
つかるようになりました。でも、未だに、あれが何だったのか、答えは出てい
ないようです。
現在の新聞ほかのメディアにあふれている考古学物に、自分の経験から疑問
をもっています。鳴滝遺跡の記事を書いてから、一カ月かけて入手可能な文献
をしらみ潰しにして4つのストーリーを「創作」、地方版に連載してみました。
やってみると、遺跡発掘物は何でも好き勝手に書ける−−と、同時に、好き勝
手にストーリーを展開するほどのデータ蓄積もない−−というのがわたしの結
論です。あれだけ騒ぐほど遺跡が出れば、古墳時代についてもう随分わかった
だろうと、素人は考えるのだけれど、実は何も見えて来ないのです。この関係
は、ちょうど、新聞でこれだけ「がん」関係の研究の進歩が取り上げられてい
るのだから、もうがん制圧の出口は見えて来たのだろう−−と、素人が期待し
て裏切られるのとほとんど同じです。
土師欠さん(長期、ご愛読、感謝です)あたりには、にぎにぎしい発掘ジャ
ーナリズムに対して、ちょっと醒めた視点を提供していただけると、格好のメ
ディア=ジャーナリズム研究の場になるのでは・・・。
社務猫さんたちは、かつてサイエンスネットでアクティブだった方たちです
ね。おふたりとも、お元気ですか。
わたしの紹介で、「☆☆に通信を提唱した人」というのは間違いですね。行
きかがり上、サイエンスネットにかかわってしまい、その経験から、自分がジャ
ーナリストをやって行く上で、双方向のメディアがどうしても必要だと感じて
個人的にこだわっているだけです。
それにしても、サイエンスネットの一番最初の原始的形態−−UNIXマシ
ンの機能を裸で新聞読者の不特定多数に公開して、名乗るも匿名も、本人意思
−−で行われた意志疎通のレベルの高かったこと、今となっては夢・幻の「華」
でした。「SYSOPの独裁」など考えもしなかった−−というよりも、広瀬
隆現象時代に無謀にも原発ボードを不特定多数に開いてしまったわたしは、読
者からどんな書き込みが来ても、正面から答えるしかないと腹を決めていただ
けです。あれはパソコン通信人口が今より2桁少なかった時代の、特異現象で
しょうか。
047 [92/06/13 18:16] QFF00565 dando 過労の原因は、実は・・・
過労死しかけた話をちょっと。先週の金曜日、家の帰ってから39度くらい
の高熱が出て、まる三日間寝たきりになりました。まあ、風邪なんですが、ベ
ースに極度の疲労があるのは間違いなく、考えると寝込む何日か前から食欲も
なくて軽いものばかり食べてました。寝込んで半日、ジュースくらいしか口に
入れないでいて、全身にけいれんが来て、ひどい顔色になったものです。血糖
値が異常に下がって、冷静な判断もできなくなっていたようです。もうろうと
していて、連想したのが例のネズミの実験です。悪い方に悪い方に落ち込んで
行き始めたネズミさんの心境が少し覗けました。
「忙しい」といって、それが高校野球の仕事だと、聞くと、わたしを知る人
はけげんな顔になります。どうも似合っていないようです。あの夏の甲子園の
ネット裏を取り仕切っているのは、☆☆の中でも大阪通信部野球デスクです。
わたしの仕事はその一部に当たります。今年から、大阪本社では全支局のパン
チャー、つまり入力要員を廃止しました。記者は記事をワープロで書いて送ら
なければならなくなったのです。それが記事だけなら簡単なのですが、野球に
は横組みの成績表が付きます。あれが難物で、紙面に出ている形で入力したの
では駄目なのです。なんとも繁雑な規則を熟知して入力しないと、☆☆のコン
ピューターシステムは受け入れてくれないのです。(だれだ、こんな設計をし
たのは!)それを専門の入力技術者から、ひょっとすると2、3年前まではキ
ーボードにも触れていなかった記者に全て振ってしまう−−というのが今年の
課題の第一。
さらに、高校野球報道の行き過ぎに社内でも批判が大きくなって、全面的に
縮小することになり、それに伴って、スタッフから原稿の流れも全面縮小に見
合った形に改編する−−実は、これまで本社で膨大な人手をかけていた野球記
事内容の専門的チェックを支局の自主性に任せるという激変も含む−−という
のが二番目の課題です。
どちらも何十年と続いた「新聞社の文化」を変えることです。本来ならば、
技術革新にはSEと呼ぶ人たちが、新旧の「文化」の擦り合わせに活躍してス
ムースに移行するものなのですが、☆☆にはそうした「常識」がないのです。
結果的に、この夏は、わたしがSEを買って出て(多分、多くの人達にはそん
な認識はないんだと思います)極度に時間的余裕がないなかで、各セクション
間のぎりぎりの妥協点を探ったり、システム化の知恵を絞っているという訳で
す。午前2時過ぎて、新聞発行の業務が終わったころを見計らって、社内調整
に飛び歩くようなことをすれば、疲れますよね。
048 [92/06/15 00:51] MHH00073 無理されませんように/KINO
団藤さん、随分とたいへんだったのですね。仕事に精力を傾ける
のも必要でしょうが、余り力を入れ過ぎると燃え尽きることだって
あるかもしれません。どうぞほどほどにされますように。
KINO
049 [92/06/16 17:02] MHH03433 (ただ とも)お大事に
前にも書いたかもしれませんが、過労死した人の遺族の聞き書きを
読んで、「どうして、ここまでやるかなー」と、いつも思うんですが、
わんらないこともないですね。
↑
か
私なんか、とくに生産的な仕事は何もしてないですが、それでも予定
表がビッシリ書き込まれていくのを見ると、それだけで頭痛がして
きます。あしたできることは今日するな、をモットーにして私でも
そうなんだから、今日できることを明日に延ばすな、と思った途端、
過労への道を突っ走るんでしょうね。どこか一部を機械にしないと
仕事はできないです。なにをグチグチ言ってるんだ、私は……。
ちょっと疲れてるみたいです。
とにかく、サボることを第一に考えましょう>団藤さん
お大事に。
050 [92/06/16 22:06] VFA01723 社務猫:ご自愛ください
しかし団藤さんの書込みに「寝込んだ」というのを読んだの
は,はじめてではないかしらん.ハードが当たり前の新聞社勤
務で,なおかつ疲れるというのは,こりゃあ相当なものじゃ・・
☆☆が高校野球報道を縮小するんですか.毎日にも波及して
欲しいなあ.☆☆と毎日を取っている身としては,浮かれるあ
の季節が,不愉快でふゆかいで・・・
しかし,SEみたいなことやってるんですか.サイエンスネッ
トのホストがモデルチェンジする時も「時間があったら自分で
プログラム組んでやる」って言われてましたよね・・・なんと
申しますか,ご自愛ください.
高校野球は,運動部だかがやってるもんだと思ってました.
☆☆の通信提唱者っていうのは,違うんですか.5年間ずっ
と信じてました.
ダイエット25キロでも 元気してます. 社務猫
051 [92/06/18 21:54] QFF00565 dando お気遣い、恐縮です
皆さん、いろいろ、お見舞い、ありがとうございます。なんとか、回復して
やっておりますので、まずは大丈夫でしょう。宿直でごたごたした翌朝は一度
自宅に帰って、しばらく眠ってからまた出てくるなどという「緊急避難」も導
入しました。
まあ、何十年もやってきたことを省力条件下で変えるという−−のは一種の
パズルで、結構、楽しみながらやってます。いわゆる最適化というやつです。
それよりも、地球サミットについて、コメントしたかったのですが、まだで
すね。これはやっておきたいと思っています。自分のところも含めて、膨大な
紙面を占めているのに、何が本当に問題なのか、ちっとも切れていないと感じ
るものですから。あしたあたりは少し時間ができるかもしれません。
052 [92/06/19 19:26] QFF00565 dando 環境ジャーナリズムへの不満
ブラジルの地球サミットは、環境と開発についての会議でした。ここで「開
発」が出てくることについて、例えば、日本の政治家のなかでかつての環境族
が少ないのに、竹下元首相系列が幅をきかせていることなど、疑問に思う声が
少なくありません。
しかし、やはり問われているのは開発なのだと思います。しかも、会議のト
ーンは途上国の開発にポイントがあるかの印象ですが、本当の問題は先進工業
国のこれからの開発なのです。かつてローマクラブが唱えた限界とは別の地球
温暖化による開発の限界が突き付けられているからです。
不思議なことに、その割には、日本は他人事の開発のことばかり気にしてい
るように見えます。以前のオイルショックを乗り切ったという自信と、政府の
打ち出した5段階計画だったかで、二酸化炭素の排出抑制に一応の「絵」がか
けている「安心感」がベースにあるやに見えます。
わたしに言わせると、最終的には核融合実用化までも含めた5段階計画は、
残念ながら砂に画いた絵なのです。その後半部分、特に、核融合が実現すると
は到底言えないのです。核融合の研究は仲良しグループが共同で巨額予算のぶ
んどりをしているので、研究者仲間からは「自分の方式が優れている」とは言っ
ても、悪口は出ない構造になっています。おまけに、一度掲げた旗は降ろせな
い−−というのが、日本の原子力研究などの常なので、必要が疑われる高速増
殖炉ですら方向転換できないのです。
言ってみれば、日本政府の政策は、多少は省エネ化するとしても、依然とし
て無限大までエネルギーが使えるとの認識の上にしかないのです。この前提を
見直す時期がいつ来るのか、現在の環境ジャーナリズムはそこを突いていくし
か仕事はないと思うのですが・・・。皆さん、やはりアフリカものがお好きな
ようです。
わたしの認識に立つと、例えば石油価格を高関税などで高水準に誘導して、
エネルギー消費と経済の抜本的な構造改革を促すとともに、途上国をできるだ
け摩擦少なく立ち上げるための資金を生み出す−−とかいった考え方が出てく
ると思います。それは世界規模の混合経済化をも意味し、資本の多国籍化など
抵抗要因に対して経済学者の知恵を借りねばならないでしょう。
053 [92/06/25 16:22] QFF00565 dando 高校野球担当から外れましたので
とりあえず、報告しておきましょう。寝込んだりしてお騒がせした高校野球
担当の作業から外れることになりました。ワープロ化に伴うシステム化の仕事
はほとんど終わっていますし、本来の取材に復帰してもよいということで、ま
た、取材活動を再開します。あらぬ方向に進んでいましたが、軌道修正できます。
054 [92/06/28 17:52] QFF00565 dando 「バブル」が都市をつくる!!
高校野球の担当をしていると、アフター5もほとんど時間がとれなかったの
ですが、ようやく時間ができるようになりました。早速、大阪のお寺で開かれ
た関西設計者会議シンポというのに行ってみました。
このシンポは建築家さんの集まりで、今回の話の趣旨は最近よく言われる「は
じけてしまったバブル」が都市の建設にもつ意味を、プラスの面から見返して
みるものです。
世界的にみて、ニューヨーク、パリなどの都市景観はバブルと呼ぶ浮かれ景
気の繰り返しが生み出した遺産で、それが実に短期間に出来上がったのだ、と
建築家の中筋修さんがスライドを交えて、実証的に見せてくれました。マンハッ
タンの空からの撮影を、よくテレビで見ます。ビル建築の様式が統一されてい
なくて日本の高層ビル群のように単調ではないと感じていましたが、それこそ、
繰り返されたバブル現象のたびに違う様式が主流になっていった歴史遺産なの
だそうです。スライドであれもこれもと凄まじいパワーを見せつけられると、
日本の今回の「バブル」とは規模が違うと思わざるを得ませんでした。
ニューヨークを話の中心にします。パリから「アパートメント」の形式が輸
入されたのが1860年代です。もちろん、日本の安アパートとは違い、寝室
ごとにバスがつく高級な住宅です。このときにはエレベーターがありませんか
ら、5、6階建てくらいのものです。当時は、金持ちは一戸建にこだわってい
て、歓迎されませんでしたが、好景気と不動産投機で土地の値段が上がり、ニュ
ーヨークでは一戸建が無理になります。そこで、米国の建築家は、エレベータ
ーの普及ともあいまって巨大なアパートメントとして発展させたそうです。ま
ず、天高く高さを競い、そして、さらには2000戸、6000戸の膨大な団
地形式(高層ビルの密集)にまで進みます。現在のセントラルパーク周辺の建
物は、こうして1929年の大恐慌までに大半が成立してしまうのです。
この間に、好況と不況の波は20年余りで繰り返しました。投機に踊った業
者は不況時には破産してどこかに消えてしまい、主流だった建築家も力を失い
ます。そして、反主流の建築家が不況期間に力をつけて、次の好況時の主役に
躍り出ます。建築様式の変転はこうして実現したようです。
19世紀から今世紀初頭にかけて、産業革命のもたらした富による「バブル」
建設ラッシュはパリにもベルリンにも、あのウィーンにも見られます。間もな
くオリンピックがあるバルセロナで、特異な建築物を生んだガウディの活躍も
そうした文脈中の出来事だったのです。一番遅れた資本主義国ロシアにも片鱗
としてこんなものがあると、見せてもらいました。
中筋さんは「今回の日本のバブルで商業ビルの分野では、次代に残せる遺産
ができかけた。しかし、住宅の分野ではまだ腰が座ったものを生み出せていな
い。建築家は次のバブルが来るまでにそれを用意しなければならない」と結ん
でいます。
055 [92/06/29 21:56] MHH00073 バブルと建築物/KINO
ガウディの時代もバブルであったという指摘ですが、ボクなどに
は、むしろ「バブルの時代にガウディがいた」ように思います。団
藤さんの言うように、確かにあの時代はスペイン、それもカスティ
ージャ地方を中心にして繁栄の時代を謳歌していましたね。しかし
ガウディという作者は、そのような繁栄の時代に背を向け続けてい
ましたから、少しだけ言葉にこだわってみました。
作品の傾向としては、モデルニスモと呼ばれる過剰なまでの装飾
が特徴の建築物を輩出したのがあの時代でしょう。作品の数から言
っても、ガウディなどは同時代の売れっ子建築家に比較すると少な
く、また教会の聖なる建築家として商業建築から手を引いていまし
たから。
などとここまで書いたのですが、ガウディに設計をさせることで
彼の作品を現代に残させることになった人物として、実業家のグエ
ルの名前を上げなくてはならないことに気が付きました。ガウデイ
の作品のうちサグラダ・ファミリアを除いた作品は、その意味で言
えば、団藤さんの指摘どおりバブルの賜物と呼べますね。やはり、
建築物を作るのは、バブルなのかなぁ。
ニューヨークのお話は、とっても興味深く読ませていただきまし
た。確かに、アメリカ経済のバブルがニューヨークの高層建築物群
を作り出したという指摘は、まったくうなずけるものです。似たよ
うなことは、アルゼンチンあたりでもあり、対イギリス向けの冷凍
牛肉の輸出で景気が良かった時代に、歌劇場や鉄道施設の導入とい
てった社会基盤の整備が行われていますから。
その点、日本などまだまだ貧しいように思います。欧米なみにな
るためには、あと何回のバブルを経験したら良いのでしょうか、い
ささか恐いものがあります。
056 [92/06/30 18:21] MHH03433 (ただ とも)今はヒマになった工務店の話
バブルと建築様式の進歩の関係、おもしろく拝見しました。
そう言えば、と言っても、スケールがずいぶん違うんですが、二年ほど前に、ある
工務店に施工した家を見せてもらう機会がありました。
その工務店は、木造高級建築しかやらない工務店で、本部は確か宮城県にあり、自
分の所有する山でとれる材木を多く材料にして設計、施工をしているのです。
バブル以前は、ほとんど寺院とか神社、特殊な木造建築が主な需要だったのですが
バブルのおかげで、一般住宅の受注が主力になり、その工務店も、相当な成長をとげ
たのでした。
私の見せてもらったのは、建築費が一億五千万円から三億円くらいまでのもので、
(当然、土地代は含まない)市街地にあるせいもあって、外から見ると、たいへんな
豪邸という印象はないのですが、内部は尺ものの柱をおしげもなく使った重厚な建物
で感心しました。その程度の建築費の家ですと、柱や天井板にお金がかかり(確か天
井板一枚が百万円単位でした)装飾までは回らないということでした。ですから、全
体的には質素な感じで、非常に上質の家屋という感じでした。
また、次のバブルが来るまで、じっくり山で木を育てるんでしょうね。
057 [92/07/02 18:20] QFF00565 dando RE:#55,56 遺産(ストック)いろいろ
都市基盤の蓄積という目で見ると、確かに日本は貧しいと思います。今回の
延々と続いた好景気をうまく生かすことに失敗したとも思えます。あれだけ、
貿易収支で膨大な黒字を集めながら、それだけ国内が豊かになった印象をもて
ないのだから、困ったものです。
不動産投資のかなりの部分は、米国でも保険会社が担ったようですが、日本
の保険会社大手は、あの円高過程で膨大な為替差損が出るのをみすみす知りな
がら、米国政府債券を買い続けました。米国を支えなければいけなかった事情
は分かりますが、結果的には日本の都市のストックに回すべき分が、米国政府
のばらまき財政の方に回ったとも言えそうです。
また、資本主義の発展期に集められた富の大きさは、日本がシコシコと貿易
で稼いだ程度のものではなかったのかもしれません。いや、日本の場合は土地
本位制みたいなもので、土地自体が投機で信用を膨らませていったので、資本
主義の本場、米国からみると「奇形」なのかも。
KINOさんの言われる通りに、あんなバブル騒ぎを何回も繰り返さないと
都市が出来ない−−というのには閉口です。好景気が意外に早く帰って来る可
能性もありますから、なんとかして欲しい!
ただともさんの話で思い出しました。日本の山に植えられた木は、紹介され
たふうに工務店が自分で使う前提で育てているのなら良いのですが、多くは、
植林者の次代に残そうとの思いとは裏腹に、切り出して使われないで終わる運
命かもしれません。
日本の植林は、非常に密集して植えてあるので、一定の年数が経つと間引か
ないと大きな木ができませんが、山村の労働力が激減した今、そんな作業は難
しくなっているのです。また、たとえ山奥で大きくなっても、切り出しのコス
トが高額になり、引き合わないという話も聞きました。都市にはストックはな
いけれど、山村には戦後の植林という膨大な「ストック」があると漠然と考え
られていますが、意外にそうでもないようです。広葉樹を追い出し、針葉樹ば
かりにして生態系を壊し、杉の花粉症ばかり増やしたのかもしれませんね。
058 [92/07/08 13:09] QFF00565 dando 女性の足を測った話です
********************************************
* 美?それとも健康 ハイヒールの功罪を測定 *
********************************************
( 1992.7.6 夕刊 カラー写真付き)
ハイヒールをはくと足が細くしまるが、足先で受け止める体重が素足よ
り四割も増えて足を傷つけやすい−−こんな調査結果が、滋賀女子短大と
京都女子大の研究グループの手でまとまった。街に開放的なスタイルが目
立つ夏、足を細く見せたいのはやまやまだが、足の指が傷むのが嫌われて
デパートなどではローヒールの方がよく売れている。
研究グループは、被服構成学を専門にしている滋賀女子短大の奥村菫・
助教授と京都女子大家政学部の福井弥生教授ら。
------ 本文省略 --------
<<コメント・・・dando>>
人体を測る話は昔から好きです。顔、ボディライン、足型などいろい
ろ取材したことがあります。これは軽い話題ですが、夕刊にはカラー写
真付きで一面に出しました。新聞の感覚だと「季節物」になります。
059 [92/07/09 06:28] PAG01266 ウシシャン 国有林は・・・
FSCIの掲示を見てやってきました。熊本の牛しゃんと申します。NIF
では、主にFBIRDを利用しています。あまり頻繁にはアクセスしていませ
んが、以後よろしく。
ところで、山の木について書いてありましたので、話題がずれるかもしれま
せんが断片的なコメントをします。
民有林は、まあ程度の差はありますがなんとか手入れされているようですが、
困ったことになっているのは国有林です。
林野事業は、公の機関ながら独立採算ですので、とにかく木を切って売らな
きゃ生活できない仕組みになっています。みなさんの中には、税金で国有林事
業がなされていると考えておられる方が多いと思いますが、現実には昔の国鉄
と同じく赤字(2兆円でしたか)の事業体です。環境問題を考える上で水域と
か水の循環は大きなウエイトを占めていますので、いまのようなストレスだら
けの林野事業を放置しておくと、平地のわれわれはもとより海洋に至るまで恐
ろしい状態になる(すでになっていますが)のですが、マ、今日このことに触
れると長くなるので止めます。
さて、dandoさんが#57で「密植」と「間引き」のことにふれられていま
すが、「密植」は事業として効率や価格の面、また用途の面から選択されてい
るのです。
宮崎に飫肥杉と呼ばれるものがあります。営林署の管内区分では都井岬周辺
になります。ここの杉は4,5mのゆったりした間隔をとって育てられました。
ずんぐりむっくりの杉に育ちます。ただし、それが高く売れるかというと、こ
の杉は年輪幅が、広いものでは10mmにもなり建材としては使えません。強
度的に劣るのです。また形も製材向きでないし、捻じれもあります。この杉は
もともと船舶用として育てられてきたものです。もちろん、今はそのような需
要が激減していることはいうまでもありません。
*北海道のマツにしても造林のときは炭坑への供給が目的でした。坑木と
しての用途。しかし、石炭産業の衰退は樹木の成長を待ってはくれませ
んでした。
つまり、「密植」は伐採と製材に都合のよい方法としても選択されてきたの
です。言い換えれば、(それが国民的な合意でないにせよ)現在の国有林は
「木を商品として売る森」という位置付けになっています。関東あたりの方で
したら、青森・秋田の白神山地のことがよく報道されていると思いますが、
「どうして、そこまでして木を切ったり、人工林に変えなければならないのか」
と素朴な疑問を感じるはずです。森林から得るものは木材だけではないはずだ
との意見を皆さんがお持ちになるでしょう。
しかし、それでは山で生活している人々は食えなくなるのです。川下の者は、
自然林を残せと当然(とも言えない?)の権利を主張していながら、その山に
ある経済的なシステムにまで注意を向けていないように感じます。いかがでし
ょうか?
長くなるので、とりあえずここまで。 牛しゃん
060 [92/07/10 20:21] MHH00073 ハイヒールの効用・牛さん/KINO
女性のハイヒール
女性のハイヒールは、もともとが膣の締まり具合を高めるために
考え出されたものであると、何かの機会に聞いたことがあります。
確かに、かかとが高いと足の筋肉に緊張を強いるように思います。
まぁ、最初はそのような目的ではあったとしても、美しく見られた
いという女性の願望は、時代が変わろうが変わらないのかもしれま
せん。
牛さん
熊本にお住まいなのですか、それは奇遇だなぁ。実は、月曜日に
熊本まで取材に行くことになっているのです。予定では、月曜日の
朝に羽田を出て、午前中に取材を終えてトンボ帰りで東京へ戻ろう
というのです。でも、それでは余りにも寂しいので、1日早く、日
曜日に熊本着にしようかと思っております。都合が合えば、日曜日
の夜にでもお会いできたらいいですね。
ご連絡先などメールを入れて下されば、電話いたしますよぉ!
061 [92/07/13 16:18] QFF00565 dando RE:59,60 植林とハイヒールの件
牛しゃん、KINOさん、レスが遅れてすみません。
植林の話、密植について具体的な説明をしていただいて、ありがとうご
ざいます。ご指摘の件は、その通りなのですが、こうした密植と間引きが
いつまでも可能だと考えて続けてきたのに、現実の山村は極度の高齢化に
さらされてます。そう、それから、ご指摘の国有林は、公務員であるため
に職場の転換もままならないで、膨大な赤字を膨らませているのですね。
農村でも高齢化のために、例えば、野菜産地では、やがては重たい白菜
などはつくれなくなるのでは、と言われ始めています。白菜がどうしても
必要ならば、もっと小ぶりな品種を開発しなければ、という次第です。
ハイヒールは、中国にあった「てん足」の現代版なのかもしれません。
人体のかなりいろいろなところに影響していると思います。
かかとを上げていると、ふくらはぎ裏ひふく筋などに緊張を強いります
し、足の甲の部分の幅自体も細くなることが測定で分かりました。ハイヒ
ールだと靴の幅が狭いのに、最近のぺったんの靴をはく女性の足の幅はか
なり広いので不思議に感じていたら、そういう足の生理になっていたので
す。記事にかき切れなかった点をさらに追加すると、モアレ縞で測定する
と、素足に比べてふくらはぎの前後長はローヒールで6ミリ、ハイヒール
で12ミリくらい増えているようです。前後に膨らむ分、横幅はほっそり
する理屈です。
062 [92/07/16 12:25] PGB00664 バブルは真に社会を豊かにするか? 土師欠
先月末、「北方ユーラシアにおける細石刃石器群の起源と拡散」というテーマの
国際シンポジウムに参加するために、久しぶりに札幌へ行ってきました。
18年ぶりに見る札幌駅周辺は、立派なビルが立ち並び、歩道の舗装やフラワー・
ポット等の施設のデザイン等が立派で、びっくりしました。町の随所には彫刻等も
配置され、町全体の雰囲気は以前とは比べ物にならないほど、明るく豊かな感じに
なっておりました。
近年の地方都市の中心部は、どこもビルの建て替えが進み、東京の都心に居るかの
ような錯覚を覚えます。
一昔前だと、地方の小都市や農村地帯などでは、立派な建物といえは役場や公民館
等の建物に限られていました。それが最近、公衆トイレや橋、街路灯等にデザインの
良い物が目につきます。私の住んでいる世田谷区でも、公衆トイレやガード・レール
等の身近な公共施設・造作物が、単なる機能のみを追求していた昔とは比べ物にはなら
ないほどに良いデザインになって来ております。
企業などの立派なビルと一体となって、都市の人工的な景観が統一のとれた物に
なってきた事は、歓迎すべき事でしょう。
やはり国などの安定した税収などの裏付けの下に、この様な分野にまで金が回る
ようになってきたのでしょう。集合住宅の中にも僅かではありますが、デザインなどの
優れた物が出てきているようです。
この様な傾向が、バブルがはじけた事によって、どうなっていくのでしょうか。公共
投資の拡大は、景気刺激策としてさらに進められるでしょうが、施設のデザインよりは
原料消費の多い物が優先されたり、教育・福祉予算が削られたりしなければ良いのです
が。今後の動向が注目されます。
今年の初めに、ケニア・タンザニアの化石人類の発見地を訪ねてきました。
タンザニアのオルドバイ渓谷近くのラエトリでは、約380万年前と思われるヒトの
足跡化石が発見されております。日本では弥生時代以降の、ヒトの足跡は時々発見
されます。 多くは裸足で、親指と人差し指の間が開いた感じの力強い物です。
アフリカ等では、今でも裸足で歩いている人を多く見かけます。ナイロビでは
ハイヒールをはいた女性に混じって、伝統的なスタイルをした老人が裸足て歩いて
いたりします。勿論乞食は皆裸足です。
形質人類学では、骨格と共に生体計測が重要な研究手段になっておりましたが、
近年、靴や下着、服等の着用による身体変形により、同一民族の通時的な比較や
民族間の共時的な比較等がますます困難になってきているそうです。
纏足は、労働を賎視する思想の表現と聞きますが、ハイヒールでは労働や長距離の
歩行には全く向きませんね。機能以上にデザインや「現代的感性」を優先させた結果
外反拇指などの身体変形を産んだわけです。
ホミニゼーション(ヒト化)のメルクマールは「直立二足歩行」です。ヒトの進化の
歴史は、自己家畜化の歴史でもあります。一動物であるヒトが、動物としての機能を
忘れて外見的な物のみを追求し始めています。ヒトの退化も足から始まるのでしょうか。
戦後の拡大造林地帯のうち、既に何回か伐採をしてきて、木が育たないほどにヤセた
所や、足場材や基礎工事などに利用されなくなったカラマツ林等は、既に別荘地や
ゴルフ場などになっている所も多いでしょう。
山林で、荒っぽい林道工事を良く目にします。木を切り出す為の林道の様で、今は
トラックや大型機械の入らない山林の木は売れないと聞きます。
列車の窓から山を眺めていると、相変わらず皆伐しているのを良く目にします。伐採
手段や経済効率を考えると、どうしてもそうなるのでしょう。
皆伐後に一種類の針葉樹の苗だけが植えられているのを見ると。がっかりします。
混交林を造り、択伐による天然更新を図るのは、やはり無理なのでしょうか。
日本列島に森林が形成されてから、人々は森と共に生きてきました。縄文時代は
森林に育まれた文化でした。照葉樹林や落葉広葉樹林等には豊かな資源があり、それら
から流れ出る河川の流入する海の民も又、森林の恩恵を受けてきました。水田も光背地
に森等を持ち、適度な有機質に富む河川の水があってこその物でした。
山と海の結びつきは、中世以降の民俗文化の中にもはっきりと認める事が出来ます。
最近の山火事等からの教訓によって、針葉樹林の周辺を広葉樹林帯で囲もうとする
方針や、軽井沢町等各地で始まっている「ドングリ」の木を増やそうとする努力等は、
歓迎すべき事です。人工造林による広葉樹は商品価値が劣るとしても、それ以上の存在
価値があります。
国有林野事業の独立採算制は、長期的展望に立った国の政策としては、短絡的な
政策だと思います。「国防」上の政策に基づく保安林の解除や、近視眼的な林野行政は
改めるべき時期ではないでしょうか。
森林のもつ、自然環境や国土の保全、リクレーション等への効果を仮に金銭に換算
するならば、その存在効果は相当な物になるという試算を四手井綱英か誰かの本で読ん
だ事があります。実際には金銭に換算可能な額以上のものがあります。
資源の問題や環境の問題等を考えるとき、目先の利便性や経済性或いは内容の伴わ
ない外観のみを追求する生き方から、きっぱりと決別する勇気が必要だなと、つくづく
感じました。
それと共に、農・山村の活性化のために、社会資本の投下や電話代の遠近格差の縮小
都市機能の分散化など、経済原理を越えた政策の必要性を感じます。
バブルの一部が、それらの方へ回る時代はいつかは来るのでしょうか。
063 [92/07/16 20:37] MHH00073 土師欠さん、どぅもぉ〜っ/KINO
土師欠さん、先日はRTにお邪魔しました、どぅもぉです。
土師欠曰く『纏足は、労働を賎視する思想の表現と聞きますが、
ハイヒールでは労働や長距離の歩行には全く向きませんね。機能以
上にデザインや「現代的感性」を優先させた結果外反拇指などの身
体変形を産んだわけです』
外反拇指になることが分かっていても、それでもハイヒールをは
いてしまうという女性の心理っていうの、もしかしたらDNAレベ
ルで制御されているのかもしれないなぁ、なんて空想をしておりま
す。だって、結婚して妊娠、何人か子供のいるようなご婦人で普段
の生活の中でハイヒールをはいている人ってそれほど多くはありま
せんよ。
子供もを持ち、離婚もしていないご婦人でハイヒールをはいてい
る場合、もしかしたら夫以外の男性との性交渉を望んでいるのかも
しれない。だっははっ、これはまたもやわたくしの空想ですが。
森林荒廃の問題の背景には、終戦直後の林野庁側の目論見があっ
たことを忘れてはならないように思います。終戦で木材需要が高騰
した時、国有財産である森林からの売上を、他の部署へ回すことな
く林野庁が使うようにしたいとしたものですよね。まさか、その当
時の役人は、貧乏な日本が海外から膨大な量の木材を買い入れるこ
とができるような時代が来るとは思わなかったことが、大失敗の一
因でもありそうです。
役人の縄張り根性とかいうよりも、日本人の未来を見通す目って
いうものが、その程度なのかなぁ、などと残念に思うわたくしは、
もしかしたら日本人失格かもしれない。
064 [92/07/17 12:40] QFF00565 dando RE:62,63 足型から増殖炉まで
土師欠さんは、あのオルドバイまで行かれたのですか!
筑波の製品科学研究所に、河内さんという女性の自然人類学系の研究者が
いらっしゃり、靴の改良ために人間の足型を調べられています。日本人の足
型はこういう類型になっていると、まとめていますが、彼女がニューギニア
だったかの靴をはかない民の足型を調べると、まるで違ったそうです。伸び
やかで、おおらかに指が踏ん張っているのです。
日本人の足型は、日本の靴メーカーの型に規定されてしまっているのでは
ないか、そう考えて、靴メーカーの型を調べさせてもらう計画をもたれてい
ました。その後、どうなったのかな。型は商売上の秘密だから、そうそう自
由にはいかないかな。
KINOさんの穿ち方はなかなかです。
女性がいつハイヒールをはくか、という件ですが、欧米の女性はかっこよ
くオフィスでカツカツやっていても、通勤はスニーカーなのだそうですね。
特別な時だけ、「キメ」てしまうのが、通のやり方なのでしょう。
国有林野の独立採算のいきさつは、おっしゃるとおりでした。問題なのは
先を見通すめが無いことに加えて、誤ったと判断して方向転換のために適切
な手を打って行くこと−−日本の「おかみ」はそれができない体質なのです。
「おかみ」は「おかみ」だから決して間違わない、間違ってはいけないと思
いこんでいますね。建設費が普通の原発の3倍くらいかかる高速増殖炉開発
の謳い文句はウランをプルトニウムに変えて、しかも燃やした分よりも増や
せるから−−でしたが、最近では、だぶついたプルトニウムを単に燃やすだ
けで、増やすことなく運転するプランまで浮上しているのに、「開発」その
ものは見直す動きにならない・・・この不思議です。実用化すれば使う側に
なる電力会社側はとっくにやる気をなくしています。でも、だれも傷つけず
に撤退することが難しいので、計画は進み続けています。フランスも撤退し
て、唯一の増殖炉開発国になってまで続けるかもしれません。
065 [92/07/17 21:42] MHH00073 高速増殖炉やら足のことやら/KINO
高速増殖炉開発
これって、うんっ、確かに問題があるかもしれないなぁ。と言い
ながら、ぢつは、個人的には成功するものなら最後までやりとおし
て欲しいと思っております。というのは、この手の基礎技術分野で
日本という国は、過去に何ひとつ世界に対して貢献した経験がない
からです。
もっとも、どうせ貢献するのなら、むしろ太陽熱発電であるとか
、太陽光発電(いわゆる太陽電池のことね)、はたまた風力発電や
ら潮力発電などのソフトなエネルギーの開発に金をかけてもらいた
いなぁっ、ていう気持ちもあります。太陽のエネルギーは、少なく
とも原子力などの地下埋蔵物(うむ、考古学教室みたいでなぁ)な
んかに比較すると、ずっとずっと将来までも利用可能なのにねぇ。
日本人の足
戦時中のことですが(もちろんボクは、戦中派ぢゃないよぉ)、
中国人たちが日本人スパイを見つけるための簡単な方法を捜し出し
たということです。そう、ぢつに簡単なんですよね。日本人ってい
うのは、足の親指と人差指(?)の間が中国人に比べてドバーッと
広がっていたんですぅ。だって、日本人は、中国人と違って下駄を
はいていたために、そんな足だったんですよぉ。まあ、それがわず
か40年かそこらの時間が、日本人の足を随分と変えてしまったみ
たいですねぇ。