大阪教育大が全学の教員に聴いた「学生の学力低下に関する調査結果」を公開している。学力低下が目立つようになったのはいつごろかとの質問に,1997年以降とした人が「24%」,1990年以降が「26%」で,90年代になってから顕著になったことが分かる。もっと早く1979年以降とした人も「13%」いた。
国大協が入試科目数を「80年代以前」に戻したいと考える根拠が理解できる。だからこそ,最近の「ゆとり」教育とは反対方向に舵を切った。
これに対して,文部省は「教育改革Q&A」で,削減しても学力低下の心配はないとする。小学生の3割,中学生の5割が授業の半分以上を理解できていないことを紹介して「新しい学習指導要領では、教育内容を基礎・基本に厳選し、子どもたちがゆとりを持って学習し、その内容を確実に身につけられるようにしました」と述べる。「教育白書」はさらに「高校卒業レベルの教育内容の水準はこれまで通り」とも主張しているのだが……。
◆ここまではイントロです。本論はレギュラーコラムで展開されます。
第95回「学力低下問題の最深層をえぐる」(通勤ブラウザ経由・iモード可)