中でも、かつてのスター選手で実業団の監督田中幹保さんによる「バレーボールの今後」は注目に値する。
「諸外国もうらやむほどの小・中・高・大学の全国大会。その中から多くの優秀選手を排出してきたが、最近はマイナスが目立つ」「先生方は自分が担当する期間内に良い結果を出そうとするあまり、選手を小粒に育てる傾向が目立ち、世界に通用する選手育成ができていない。また、指導者の減少も育成の行き詰まりに拍車をかける結果となっている」
教育白書は主要国に比べて成績が低下している要因を「選手に対するジュニア期からの一貫指導の欠如 」「スポーツ医・科学の成果を活用した育成カリキュラムの不備 」「世界レベルの経験を有する優れた指導者や専任コーチ,スタッフの不足」などと挙げて、仕組み・設備・人の3つの面から対策に取り組むと述べている。資金面の支援もするという。
しかし、ともすれは根性主義に傾く、この国のスポーツ指導関係者の頭の中を、大幅に書き換えなくてはならない問題である。その実があがっているとは、とても思えない。