日本の子供は大丈夫か ネットで考える家庭・学校教育(20000223)

 京都の小学生殺害事件が21歳の男性容疑者自殺で幕を引いた5日,各紙の朝刊は文部省の「子どもの体験活動研究会」の調査結果として,日本の家庭教育が国際的に見て不十分であると伝えた。「うそをつくな」とよく言う父親は11%で,諸外国の何分の一しかない。友達のけんかを止めようともしない。家事は手伝わない。

 小学生殺害の容疑者が母親との二人暮らしであり,家庭にも問題が潜んでいる可能性がある。新潟の女児監禁事件といい,父親不在が何かを感じさせる。しかし,容疑者の男性が恨みに思っていたのは、残した手紙類から学校教育の方だ。考える材料としてネット上に,チャイルド・リサーチ・ネットの「国際教育シンポジウム報告書『子どもにとっての教師』〜国際比較を通して教師のあり方を考える〜」が公開されている。


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