日本人大リーガーのフォークボールを科学する (20000327)

 米国でも「大魔神」で通りつつある佐々木主浩投手が,間もなく大リーグ、シアトル・マリナーズのユニフォームで公式戦にデビューする。もちろん横浜ベイスターズ時代と同様,試合を確実に勝利に導く抑え役である。

 日刊スポーツなど各紙が伝えるオープン戦からは,大リーグで先輩格のデトロイト・タイガース,野茂投手も絶好調,メジャーで日本人初の開幕投手に抜擢されそうだ。

 野茂のほかに実績をあげているコロラド・ロッキーズの吉井とモントリオール・エクスポズの伊良部,3投手のデータを比べたい。

 投球回数9イニング当たりでみた「奪三振率」は,3人の中では野茂が飛び抜けている。国内の5年間で「10.31」,米国での5年間でも「9.66」である。ちなみに米国では伊良部が「7.17」,吉井が「5.78」。(つづく)


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