少子化対策法を国会審議 「非婚化」の現実考える (20000302)

 超党派で議員提案された「少子化社会対策基本法案」の審議が,通常国会で始まった。近年の少子化傾向によって,この国の人口は間もなくピークを迎え,来世紀には坂道を転がり落ちるように急速に減る。世紀半ばには今より2500万人も少ない,1億人ぎりぎりになる。政治家の間に,国家の存亡にかかわるとの思いが募り始めた。

 国立社会保障・人口問題研究所のトップページに,1930年から2025年までの人口ピラミッドの推移を見せるアニメがある。最後のやせ細りぶりでも相当なものだが,その先はもっとすごいのだ。

 ここに「少子化情報ホームページ」が新設された。データや情報は多岐に渡るが,原因として「少子化の原因のひとつは,さまざまな社会的・経済的背景から未婚・晩婚化が進んだことですが,子育ての負担の重さも大きく影響しています」と説かれている。(つづく)


8.目次 9.次項