一方,東芝のしていることは,米国で開発された品質管理手法「シックスシグマ」の活用である。「中期経営計画について」にある「計画の柱と具体的な取り組み」はこう述べている。

 「顧客志向に徹するとともに,IT技術と,シックスシグマ手法などにより分析した数値やデータに基き, 継続的に経営を変革していく組織風土の構築を進めます」。グループ全体で毎年2万を超すプロジェクトを立ち上げ,3年間で5,600億円の改善をするという。

 日本のQCを米国流に換骨奪胎したシックスシグマについて,詳しくはNEC総研の「特集」などを見ていただきたい。日本的QCとの端的な差は,現場からボトムアップするのではなく,問題点を専門家が見つけて経営上の必要からトップダウンで改革していく点だろう。もちろん,問題点発見のためにはQC同様に統計学の手法が駆使される。(つづく)


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