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団藤保晴の |
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過熱とも見える東アジアの国際結婚 [ブログ時評53]
(2006/04/09)[This column in English]
(「ブログ時評」に同文掲載。TBなどはそちらに)
4月初め、韓国が異常な結婚難に陥り東アジアから大量の「嫁取り」をしていて、「2005年の結婚件数の13.6%が国際結婚で、特に農村地域では韓国男性の35.9%が外国人女性と結婚」(共同通信)と伝えられた。毎日新聞によると「中央日報は『単一民族という共通認識が崩れる』との趣旨の見出し」を掲げたそうだ。「結婚難」(漢風楚雨)は「この道は、かつて日本が歩んだ道。そして、今も歩んでいる道。その横を、今、韓国が全力で走りすぎていきました」と理解しつつも驚く。日本は1990年前後には韓国から妻を迎える形の結婚も多かったが、やがて「嫁取り」の先は中国やフィリピン、タイに移った。日本では国際結婚が結婚総数に占める割合は2001年に5.2%に達し、その後は頭打ちになっている。
離婚は何年か経ってからするもので、当年の結婚数との比率をみるのは奇妙に思われるかも知れないが、ここ数年はほぼ定常状態にあるので指標として意味がある。4年前、1998年分の比率も付けたので、比べることで傾向が明確になる。日本人同士の結婚に比べて「夫日本・妻外国」型は離婚が明らかに多く、その中間に恋愛が多いと思われる「妻日本・夫外国」型が位置している。離婚が驚くほど多いとは思わないが、お見合いによる国際結婚のハンディキャップは確かにあるようだ。 今年2月、滋賀県で中国籍の妻が近所の幼稚園児2人を刺殺する事件が起きて、地域社会の受け入れ態勢に問題がなかったか、心配する声があがった。ブログを読んでいると、韓国でも自治体が外国人の妻にアンケートしたりしてケアに乗り出している。言葉も判らない大量の外国人妻を受け入れるようになって、韓国で大騒ぎが起きるのはむしろ今後だろう。急速な経済発展で歪みを受けたためか、韓国は既に2001年時点で離婚率が日本を上回ってアジア最高になっている(世界62カ国の離婚率)。韓国の家族生活に起きている変化に、さらに波乱が加わる。 【これまでに国際結婚や多民族化を扱ったコラム】 ★第1回「空前の生涯独身時代」 (97/05/08) ★第73回「非婚化の先に見える多民族社会」 (99/07/08) ★仏の暴動と名神7ブラジル人死亡事故 [ブログ時評40] 【リンクはご自由ですが、記事内容の無断での転載はご遠慮下さい】 ※ご意見、ご感想や要望はメールフォームで。 |