団藤保晴の
「インターネットで読み解く!」

アクティブなブログ数は300万で頭打ち [BM時評] (2008/07/08)

(「BM時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 総務省の情報通信政策研究所が「ブログの実態に関する調査研究」を発表しました。国内上位20ブログサイトだけを対象にした調査である点で、昨年4月の「世界で最も多いのは日本語ブログ――Technorati調査」と違っています。テクノラティ社は日々に発信している日本語ブログそのものを把握していて、2600万件くらいとはじいています。情報通信政策研はこの1月段階で1690万件とし、このうち毎月更新しているアクティブなブログは308万としました。


 毎月、新規に開設されるブログは数年来40〜50万と変わっていないので、上のグラフ「国内のブログ総数の推移」のようにブログ数は増え続けています。しかし、一番下の曲線が示すアクティブなブログは2005年段階で頭打ちになり、300万でほとんど横ばいだといいます。ブログの数も記事数も増え続けている中で、この頭打ち傾向が何を意味するのか関心を引きますが、それ以上に分析できるデータは与えられていません。

 この調査ではブログ開設経験者アンケート調査も、調査会社の登録パネル2351人を対象に実施されています。ブログ開設の動機を問うていて、その結果から5つの類型に分類しています。最も多いのが「自己表現(30.9%)」で「自己表現、ストレス解消等の内面的な効用を重視」、ついでコミュニケーション重視の「コミュニティ(25.7%)」、自己の情報を整理・蓄積する「アーカイブ型(25.0%)」、少し離れて「収益目的(10.1%)」、さらに「社会貢献(8.4%)」の順です。社会貢献派は「自分の知識を発信して社会貢献することを重視」「『マネー・金融』『医療・介護』『地域』の割合が高い」「40代以上の割合が高い」との説明です。一方、自己表現派は若い世代が多いとも書かれていますが、開設動機の年代別分布が帯グラフになっていて、年代差はあまり無いことが読みとれます。



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