団藤保晴の
「インターネットで読み解く!」

第165回「総裁選もう終わり:メディアの自制効く」 (2008/09/15)

(「BM時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 自民党総裁選は15日、読売新聞が「『麻生総裁』確実に、300票超の公算」を報じるなど、第1回投票で決する公算が大になりました。地方遊説は始まったばかりですが、既に終わったと言えます。この間、マスメディア側の自制ぶりが目立ったと思います。新聞はもちろん、テレビも自民党ばかりの宣伝に陥らず、民主党など野党報道とのバランスを必死に保とうとしました。これから10日余り、ほとんど無意味な総裁選遊説のニュースが大きく扱われることはなくなり、総裁選で盛り上げて総選挙に突入し勝つ――与党側の勝手な目論見は霧散するでしょう。

 自民党と民主党の話題になり具合を、テクノラティのブログ記事数グラフで確認しましょう。福田首相退陣表明後のピークの高さは自民が5000余り、民主が4000足らずと多少の差はありますが、グラフの形はほとんど同じです。与野党がイーブンに語られている感じです。総裁選告示後にある格差はやむを得ないものでしょう。


過去180日間に書かれた、自民党を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「自民党」に関するグラフ

過去180日間に書かれた、民主党を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「民主党」に関するグラフ

 メディア側の自制もさることながら、今回の福田首相退陣は昨年の安倍前首相の時に比べてインパクトが小さかったのです。テクノラティのグラフを安倍退陣前後半年で保存してありますから比べてください。衝撃的だった退陣表明で1日に30000件のブログ記事が書かれ、半年の累計数も38万件でした。福田首相の退陣ピーク18000足らず、半年累計数75000とは大きな差があります。それだけ目立たない首相だったとも言えます。


過去180日間に書かれた、福田首相を含む日本語のブログ記事75087
テクノラティ グラフ: キーワード「福田首相」に関するグラフ

 「麻生」のグラフも添えてみます。幹事長就任時に7000余りのピークを記録していますが、総裁選に入ってからは2000程度で、ブームと謳えるレベルか、疑わしいと思えます。世論調査では麻生氏の実行力に期待する声が強いそうです。2代続けて首相が1年間で政権を投げ出した時に政権与党の幹事長職にいた人が「政策実行力あり」とは、皮肉ならともかく、「ご冗談を」と言いたくなります。

過去180日間に書かれた、麻生を含む日本語のブログ記事84663
テクノラティ グラフ: キーワード「麻生」に関するグラフ

    このエントリーを含むはてなブックマーク


【INDEXへ】
無料メールマガジン登録受付中

【リンクはご自由ですが、記事内容の無断での転載はご遠慮下さい】
※ご意見、ご感想や要望はメールフォームで。