2019年の世界〜Microsoftムービーに納得? [BM時評]

 きょう「Japan Blogs Net」の巡回で見つけたトピック。「Ad Innovator」が「Microsoftによる2019年の世界」というムービーをアップしていて興味深かったですね。「情報を機器が読んで理解できる環境になり、機器同士が情報を交換するようになるとどうなるかというビジョン」。引用先のサーバーは混み合って断続的になっていますから、こちらのムービーで見られたらよいでしょう。10年後の銀行や買い物、学校のシーンがどうなっているのか、Microsoftが考えた姿が実写化されています。総集編のほか各論ムービーもあるのでお見逃し無く。

 映画「マイノリティレポート」風の場面あり、SF映画でお馴染みの電子ペーパー風ボードに周囲の情報を写し取ったり……。じつに上手に映像化していて、10年後には出来そうかなと思う半面、そうそう実現できないでしょうとも考えました。うまく使える人以外にデジタルデバイド層は絶対に残るのだから、どうするんだい――とも。

 「Microsoft Office Labs vision 2019」(安藤日記)は「印象は、何も新しくないけど、実は凄く新しい。何気なく動いているように見えるけど、本当に使えるところまで実現するのは難しいぞってこと」と読み込んでいます。

 昨年の今ごろですが、米国の発明家レイ・カーツワイル氏が、2019年からさらに10年経った2029年には機械の知能が人間以上になって、技術開発は機械がするという趣旨の講演をあちこちでしていました。《稀代の発明家Ray Kurzweil氏による基調講演〜とてつもない未来を語る、「The Next 20 Years of Gaming」》がそのひとつです。コンピューティングパワーの増大と脳のリバースエンジニアリングが進んで可能になるストーリーだったと記憶しています。そのペースが本物なら、2019年にはこの程度は実現するかも。