国会議員選挙を衛生関係者が止めるのを無視して強行したアルゼンチンが、感染爆発の制御に失敗し、苦しんでいます。首都ブエノスアイレスでは「首都全域に非常事態=新型インフルでアルゼンチン」が宣言され、学校は冬休みを前倒しにして6日から閉鎖です。選挙を延期できなかった問題はニューヨークタイムズの「Argentines Question Vote During Outbreak 」が詳しく伝えています。「衛生当局者は先週、非常事態宣言をして大衆が集まる選挙を延期、感染の問題に目を向けさせようとした」しかし、政治的理由で強行され、衛生相は辞任してしまいます。
アルゼンチンの感染者数は公式報告は1500人余りなのに死者が43人もいて、極めてアンバランスです。地元紙LA NACIONの「Ya hay en el pais 100.000 contagiados por la gripe A」は、実は感染が10万人とも5万人とも、と伝えています。死者が百人を超す米国に次ぐ流行ぶりが明らかになったのですが、ニューヨークタイムズによると4000万人の人口に対してタミフルなどの抗ウイルス薬の備蓄が226万人分しかないお寒い事情が背景にあって死者が増えているようです。