団藤保晴の
「インターネットで読み解く!」

iPad登場目前、電子新聞など内外で動き急 [BM時評] (2010/03/14)

(「Blog vs. Media 時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 4月3日の米国発売が決まったアップルのタブレット型端末「iPad」。13日から先行予約が開始されて、「Apple iPadの初日販売総数は12万台? - 人気はWi-Fi版に集中」(マイコミジャーナル)という人気ぶりです。無線LANで記憶容量が少ないタイプが強いのですから、自宅やオフィスで専らメディアブラウザとして使うのでしょう。4月までに100万台規模の生産が進むようです。日本国内では4月下旬の発売です。

 「メディア・パブ」の「ソニーの電子書籍端末,17紙の電子新聞と5誌の電子雑誌が購入可能に」が、iPadに足下を脅かされかねないソニーの電子書籍リーダーが「これまでの電子書籍に加えて、17紙の電子新聞と5紙の電子雑誌もReader"! Storeから購入できる。今後、購読可能な電子新聞や電子雑誌を増やしていく」と伝えています。この分野では先行のアマゾン「キンドル」では月額27.99ドルで提供のニューヨークタイムズが、ソニー側では月額13.99ドルで出しています。他の新聞では9.99ドルが多数見られ、なかなかリーズナブルな値付けです。

 国内については1月に「新聞有料電子版、日経とデイスポの落差鮮烈」で日経が月額4000円、デイリースポーツが1890円と伝えています。日経に至っては紙の新聞の販売に影響させないことを至上命題にしている観さえあります。月額1000円前後まで下がれば劇的な変化を起こす可能性があると思います。iPad側は米国でどう出るのか、日本国内ではどうするのか、注目です。

 「TechCrunch Japan」が「iPadの対抗機7種を見てみよう?甘美なインタフェイスだけがすべてじゃないぞ」で、既に発売済みやこれから出るタブレット型を集めて紹介しています。どれもグラフィックは美しいのですが、アップルとの決定的な差はアップルストアによるコンテンツ供給力の有無だということです。コードレスのメディアブラウザとして最初から色々な楽しみが出来ると期待されてこそ大きく売れるし、販売台数が大きくなれば参入するコンテンツ供給媒体も増えることになります。

 日経新聞が今週、《「iPad」に雑誌配信、「おとなの週末」など38誌》で「電通は講談社など有力出版社と組み、米アップルが4月下旬にも日本で発売する新型の携帯端末『iPad(アイパッド)』向けに雑誌38誌の記事を有料で配信するサービスを始める」と報じたように、国内も動いています。

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