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来年は一気に日本並み原発容量、中国は大丈夫か [BM時評] (2014/04/15)

(「BM時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 《中国の原子力発電が急拡大、2015年には一気に日本の48基並み発電容量になる。福島原発事故による足踏みを脱して大型新型炉ラッシュだ。未経験炉に運転員の即席養成、運営の透明性不足、安全確保には疑問符だらけ。3月に運開した広東省・陽江原発1号で18基1586万キロワットの現状を、来年には40基4000万キロワット、2020年までには6000万キロワットにする計画が進む》――朝日新聞WEBRONZAスペシャルで、タイトルの記事をリリースしました。

 第419回「新型炉ばかりの中国原発、安全確保に大きな不安」を一般向けに大幅加筆しました。中国政府は福島原発事故後の安全性検討から新規の原発計画は第3世代加圧水型炉「AP1000」に一本化する方向に変え、国産の第2世代改良型炉「CPR1000」は落第になりました。しかし、大量に建設中だった同炉が次々に運転開始です。来年で倍増の急ピッチぶりは非常識なほどです。透明性が疑われるエピソードとして次のような件も入れました。

 《米クリスチャン・サイエンス・モニター紙が「3.11」の1年後、2012年3月に伝えたエピソードが象徴的だ。国会に当たる全人代開催にあたり記者会見が持たれた。福島原発での炉心溶融事故を受けて中国の原発についても安全性がレビューされた。国営原子力建設会社のトップが当時は14サイトだった原発について、「いずれにも問題が見つかり、解決を要する。対処には3年かかるケースもある」と述べた。ところが、居合わせた記者たちは誰もそれ以上、詳細に問い質そうとしなかったのである。メディア報道が権力と馴れ合っている国では、例えば原発事故があっても真実が伝えられるか疑わしい》

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