団藤保晴の
「インターネットで読み解く!」

衆院選ブログ観測(1)責任力失速、政権交代機運 [BM時評] (2009/08/09)

(「BM時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 各党のマニフェストが出そろった翌日、8月1日から今回衆院選のブログ観測を始めました。昨年まで使えていたテクノラティ社のシステムが未だに回復していないため、Googleのブログ検索を利用しています。毎日午後6時頃に、選定したキーワード毎に過去1日以内、あるいは1週間以内に書かれたブログ記事数を記録しています。最初の1週間が経ったので、第1回目のレポートです。自民党がマニフェストの前面に出して強調した造語「責任力」は、最初の日に210件のブログ記事が書かれたのを最高に、その後は減る一方で8日には17件の記事で取り上げられたにすぎません。既に忘れられつつあります。逆にキーワード「政権交代」は日を追って論じられるようになり、1日1600件前後を保っています。このグラフをまずご覧下さい。


「責任力」「政権交代」を含む1日ごとのブログ記事数

 ブログの記事数は多くて、すべてに目を通す訳にはいきません。そのキーワードについて肯定的に論じているのか、反対しているのかは不明であることを念頭に置いてください。それでも民意の有り様を探るヒントになることは、昨年の米大統領選で判っています。第167回「ブログ記事数グラフで見る米大統領選」でグラフを見てください。オバマ候補が投票日直前に向かってますます多くのブログで語られたのに対して、マケイン候補は終盤で尻すぼみになってしまいました。結果はご存じの通りです。  今回の選挙で「オバマVS.マケイン」に対応するのは「自民党VS.民主党」でしょう。目に付くのは、民主党を取り上げたブログ記事が自民党よりも圧倒的に多いことです。この1週間で両者の比は拡大して「1.6」を上回るようになっています。1日ごとのブログ記事数に両者比率の変化グラフも合わせて以下をどうぞ。


 衆院選の比例区での現段階の投票先を、各メディアが世論調査で調べています。3日付の朝日新聞が「民主39%、自民22%」と伝え、6日付の読売新聞が「民主40.7%、自民23.5%」で両者の比はいずれも「1.7」余り。6日付の日経新聞「民主43%、自民26%」なら「1.65」になります。メディアの調査はおそらく1週間単位で継続されると思われます。ブログ観測の結果も来週末、さらに報告しますので、メディアの調査と比較していきたいと思っています。

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