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沈没報道の韓国メディア、海洋警察の劣悪さ無視 [BM時評] (2014/04/23)

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(「Blog vs. Media 時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 旅客船「セウォル号」をめぐる海難事故としての非常識ぶりは目に余り、韓国メディアの報道ぶりも非常識の同類です。以下に引用する朝鮮日報の写真と記事は沈没まで余裕を持って到着した海洋警察の劣悪さを無視です。

 記事のタイトルは《旅客船沈没:「体を支えるのも困難だった」乗務員供述はウソ》。木浦海洋警察署の救助艇から撮影した写真3枚を並べて乗務員のウソを非難しています。しかし、写真を見た元新聞記者のわたしは、海洋警察の無為こそテーマにすべきと考えます。1枚目を見てください。


 《海洋警察が22日に公開した写真を見ると、救助隊員1人(点線内)がセウォル号に乗り込み、手すりに沿って取り付けられた救命ボートの方に移動する様子が見える。隊員は10メートルほど離れた後ろ側の救命ボートから取り出そうとしたが、全く動かなかった。隊員が10個目の救命ボートに手を触れていたとき、「立ち入り禁止」と書かれた操舵(そうだ)室左側の出入り口から、乗務員とみられる男性が飛び出してきた》

 救助艇の舳先に漫然と立っている4人の救助隊員は何をしているのでしょうか。いち早く乗船して「乗務員はどうした。乗客を早く甲板に出せ」と叫ぶのが、日本の海上保安部取材を経験した私の常識です。ところが、次の写真では飛び出した乗務員を収容したままであり、3枚目では救命ボートは蹴飛ばしても開かなかったと嘆くのみです。無為と言わずにはいられません。

 この時に撮影の別写真を入手して素材にした『必死でないベストは役に立たぬ:韓国船と福島原発 [BM時評]』でも疑問を投げかけました。前後の写真を見ると、韓国の官民メディアともに頭を丸めて出直すべきだと考えます。


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