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韓国で列車に乗るな:信号機の世界共通則を破る [BM時評] (2014/05/04)

(「Blog vs. Media 時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 旅客船沈没事故で国全体が総無責任と知らしめた韓国が鉄道事故でも驚くべきポカを演じました。信号機で世界共通則を破る設定をし、毎日点検しながら4日間も発見できず――伏魔殿の国の列車に乗ってはいけません。率直な意見として沈没船に丸2日間も救助の船室侵入が出来なかったよりも、もっと恥ずかしい醜態です。聯合ニュースが配信した状況図《ソウル地下鉄2号線追突事故 当時の状況》を以下に引用します。


 トラブルで止まっていた先行列車に続く後続列車に出た信号が時間的順に「青(進行)」「青(進行)」「赤(停止)」だったために運転士の急ブレーキが間に合わなかったとの説明です。直前に青信号が並んでいたので列車自動停止装置(ATS)が作動しなかったといいます。信号機の故障なんてありがちだと思われたら世界の鉄道関係者は怒り心頭でしょう。大量輸送機関として人命を預かる要の信号システムに「何でもあり」は認められません。

 鉄道の信号は次に進む区間の信号が「赤(停止)」ならば最低でも「黄(注意)」でなければなりません。「青(進行)」が来ることは絶対に無いのです。ATSの設計側だって、この共通則が破られるなんて想像もしません。

 中央日報の《<ソウル地下鉄追突>地下鉄2号線、信号故障のまま4日間運行(1)》はこう伝えました。《ソウル市関係者らは信号機故障の理由を付け加えた。「先月29日に運転士の要求で乙支路(ウルチロ)入口駅にあるポイントレールの速度条件を変えるため連動装置のデータを修正し信号に問題が発生したものと把握されました」。当時の作業過程で信号システムと関連したデータも一緒に変わってエラーが発生し信号機に問題が生じたということだ。該当区間を通過する1日550本の列車が4日間にわたり同じ事故の危険にさらされたまま運行されたという話だ》

 《セウォル号沈没の惨事から18日目に実状を表わした大韓民国の首都ソウルのずさんな安全管理システムだ。ソウル市はセウォル号沈没の翌日である先月17日から30日まで地下鉄も特別点検をした。特に信号機は日常的な点検対象だった。しかし毎日のように行われた点検でも信号機のエラーは発見されず、4日間も故障した状態で放置され今回の事故が起きたのだ》

 俗に「お前の目は節穴か」と言いますが、このような「日常点検」をしている鉄道に完璧を期待するのは間違いです。顕在化しないだけで、どこに間違った設定が潜んでいるか、該当ケースになって事故が起きてみなければ誰にも分からないでしょう。

 旅客船セウォル号の事故でBM時評『沈没事故に見る韓国の総無責任、秩序国家は無理か』を書きました。安全軽視と聞いてはいたけれど、ケーススタディをすると、これでよく国家として成り立つと思えました。これから韓国旅行の方は交通機関への信頼は地に堕ちていると覚悟されるべきです。


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