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情報端末の地盤変動が成熟の段階に達したよう [BM時評] (2014/11/29)

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(「BM時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 タブレットの急伸長で変動が激しかった情報端末の世界に落ち着き先が見えて来たようです。スマートフォンのように激しく買い替えしないでタブレットはじっくり使われ、従来のパソコンと拮抗する地位を固めました。我が家でもタブレットはリビングのテーブル周辺でいつでもスタンバイ状態です。ネットで調べ物や、ニュースをさっと見る、電子書籍を読む、料理レシピや家計簿を見るといった簡単な仕事で、わざわざパソコンの前に移動することもなくなりました。超格安タブレット登場の話もあり、複数のタブレットが家庭のあちこちに置かれるでしょう。


 2013年に出荷が5割も急増したタブレットが、2014年には1割増に留まりそうです。Gartner社の調べた《タブレットの成長は2014年に鈍化、Androidスマートフォンの急上昇が続く》をグラフにしました。昨年の段階では第396回「2014年はタブレット主流、パソコン文化変貌も並行」と思われたのですが、ひっくり返すのは2015年だとなっています。

 《ウルトラモバイルとなっているのは、PCでもない、タブレットでもない、電話機でもない、あるいはそのすべてでもあるような新しい機種分類だ。まだニッチではあるが強い成長を示し、2014の売上は3760万台になる。このジャンルは今後も成長率では最速で、2015年には前年比でほぼ倍近い台数になる》といったニューフェースも言われます。小ぶりタブレットであり、大ぶりスマホであるような機種ですから、境界がますます分からなくなっています。

 タブレット急増のブレーキは米AppleのiPad出荷台数が前年割れになるからです。スマホのように2年くらいで買い替えるのでなく、3年以上から4年も使い続ける消費者が多いようです。これはパソコンの買い替えサイクルと近いと言えます。買い替えの波は2015年に来るようです。グラフの「モバイルフォン」の半分くらいがスマホで、従来型携帯電話も根強いようです。パソコンは減りながらも意外に堅調であり、スマホの続伸と合わせて2015年には端末出荷が前年比で5%伸びて25億台になると予想されます。

 こんな折に《Windowsを無料にしたMicrosoftが定価100ドル未満の低価格タブレットで勝負》とのニュースが舞い込んできました。《今日(米国時間11/26)は、Microsoftウォッチャーたちが騒いでいる。100ドル未満のWindowsタブレットが各種出る、というのだ。スペックは大したことないと思うが、100ドル札でお釣りがくるタブレットが最初からWindowsを搭載しているというのだ》

 マーケットシェアを求めてマイクロソフトが殴り込んでくる訳です。自分が市場を持っていないところですから無料でも失うものが無い強みでしょう。しかし、食卓にでも置いてちょっと手軽に使う用途には1台数千円のタブレットは重宝かもしれません。途上国での普及にもメリットになります。また波乱要因です。

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