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参院選速報、東京では民進党が自民党を逆転か [BM時評] (2016/07/11)

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(「Blog vs. Media 時評」に同文掲載。コメントなどはそちらに)

 参院選の大勝に酔う自民党に冷水が浴びせられるかもしれません。有権者の1割がいる首都・東京でこれまでの国政選挙とはトーンが変わったのです。民主党から変わった民進党が自民を逆転したと考えられ速報します。全国区の集計には時間が掛かりますが、東京選挙区の候補者別得票を開票率99.07%の段階で主要党派別に合計して、過去の国政選での比例区党派別得票数と比較するグラフにしてみました。


 自民から民主へ政権交代があった2009年総選挙から2010年参院選、自民・公明に政権に戻る2012年総選挙、続く2013年参院選、それに今回の参院選候補者別得票計を比べています。2009総選挙での圧勝の後、民主党の東京での得票は下がり続け、2013参院選に至っては公明・共産・維新・みんなの党にも及ばぬ惨憺たる水準に落ち込みました。しかし、維新がかつての勢いを失くし、みんなの党が消える状況の中で変化が起きました。

 民進党代表代行で個人的な人気がある蓮舫候補がいるとはいえ、前回の東京選挙区で民主党候補2人を共倒れさせた状況とは明らかに違います。自民の2候補の合計票「1524848」を民進2候補の合計票「1627087」が上回っています。自民は選挙のたびに全国的に議席数は伸ばしているのですが、実際の得票数はさして伸びておらず、今回は東京で減少に転じたようです。

 今回の参院選を改憲の是非、衆参「3分の2」と強引に結びつけるマスメディアの報道姿勢は私には違和感があるところです。改憲の手続きや党の姿勢には随分と差があります。有権者の反応は民進の復調に向かうとともに、得票数を増やしている与党の公明党にも改憲を阻む「平和の党」としての役割を付託しているように見えます。

 全国での状況は開票が全て終わってから試みますが、民進党の前途はそれでも楽観できません。2011年初、3月の東日本大震災の前に「『新政権を育てるのに失敗』年賀状での心配事」で警鐘を鳴らしました。《政権発足から1年以上を経過して、きちんとした政策ブレーンを形成できない民主党は叱責されるべきですが、既成メディアも自民党政権時代と違って政権批判ばかりでは駄目なことを知るべきでした》

 政権に就いたのに官僚を敵視するばかりで、官僚の使い方を知らない状況、政策ブレーンの形成不足はさほど改善されていないのではないでしょうか。安倍政権の暴走を止めるには心もとない限りです。マスメディアが政権の飼い犬化され、なすべき仕事をしていない現状では、2011年賀状の危惧は続いています。

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