時評「ヤフー個人を卒業:新メディアの価値喪失?」
8年続けたヤフーでの情報発信が10月末で契約終了になります。年間数百万ページ読んでいただいた読者の皆さんに、活動まとめと契約秘密保持の範囲内での経緯説明、今後への報告をしておくべきかと考えています。Yahoo!ニュース 個人編集部から月初めに送られてきた契約解除の通知は「秘密情報」とされている上に、読んでも文章の趣旨が判然としません。相手が誰でも使える汎用通知文でしょう。しかし、8月に新型コロナの報道をめぐり編集部とやりとりをした事実があります。情報発信できる医療専門家らには見えていない視点があり、それが日本市民社会にとって焦眉の急であり、既成メディアがだらしない中で新しいメディアのヤフーこそ気付くべき点と思いました。
具体的にはヤフーで発信し得ていませんが、私のブログで9/12付の時評を書いています。感染が爆発的な欧米と違い、日本は何となくうまくすり抜けています。実はこの「何となく」を明確にするのが、今後の対策を立てるのに焦眉の急なのです。ジャーナリストの主要な仕事は感染者何人発生を伝える定型業務ではなく「起きている事実の意味を言う」点にあると考えております。
8年の間、ヤフーで400本以上発信し、主要な投稿は新聞記者時代から長く続けてきた科学技術分野と、近年何かと騒がしい中国と韓国関連です。以下に特に大量のページビューを得た作品を並べます。新型コロナ感染第一波で日本でも中国でも収束に向かう動きをいち早くグラフ化して把握、初めて一般向けに伝えたのは私の仕事と申し上げて良いでしょう。ツイッターなどで大きな反響をいただきました。Yahoo!ニュース個人の場を活用できたのは素晴らしい機会でした。今後はこうしたスクープは不可能です。
【科学技術】
2020 緊急事態宣言1週間で新型コロナは頂点、減少へ
2017 やはりノーベル賞大隅さんの警鐘を無視した政府
2016 日本列島を揺する地震軸エックス交差を地図に
2014 STAP細胞が『世界3大研究不正』とされた衝撃
2013 書籍流通に大波乱か、非破壊スキャン機が登場
【中国と韓国】
2020 新型肺炎の中国発生が1週間で半減、頂点が近い
2019 次の韓国制裁土壇場で保守白旗直言、政権は苦悩
2018 韓国企業が設計施工のダム決壊は人災が濃厚
2017 中国のやり過ぎ韓国いじめで反中が起きないなら
2015 天津爆発、中国の安全管理は文明国レベルにない
ところで、国立大の研究活動が緩慢な死に向かっています。資源がない日本が明治期に国力を立ち上げ、戦後復興から異例の経済成長を遂げた道には科学技術立国しかないと考えた先人の足跡を見ることができます。それが政府の恣意的な思い付き政策で根底から揺らいでいます。かなり早くから憂慮していたので度重なる警鐘を鳴らしましたが、ノーベル賞のようなストレートニュースと違って反応がいまひとつの感があり残念でした。その中では2017年の「科学技術立国崩壊の共犯に堕したマスメディア」が《英ネイチャー誌3月特集が「日本の科学力は失速」と明確に打ち出したのをマスメディアは理解できなかった》と指弾して、心ある市民、研究者の皆さんから強く支持されました。最新の「小手先の政府とマスコミが科学技術立国壊す:大改革の担い手は無く、日本衰退は決定的に」とも合わせて見直していただきたいテーマです。
★ウェブ『インターネットで読み解く!』にブックマークを
皆様、長い間ありがとうございました。Yahoo!ニュース個人からは間もなく完全に記事作品を撤収します。一方、自前のウェブでの情報発信活動は今後も長く維持するつもりですし、4400ほどの購読者を持つ同名のメールマガジンも続けます。また、ブロゴスへの記事転載も継続されるでしょう。
『インターネットで読み解く!』サイトでは分野別の入り口を設けてありますから、20年以上、1200を超える記事を分野で整理してご覧になれます。「食・健康」「教育・社会」「政治・経済」「人口・歴史」「文化スポーツ」「環境・資源」「科学・技術」「医学・医療」の8分野です。ウェブデザイナーの娘に改造してもらい、パソコンとスマートフォン、タブレットいずれにも対応できます。大学での大教室講義録もいくつか収録しています。
具体的にはヤフーで発信し得ていませんが、私のブログで9/12付の時評を書いています。感染が爆発的な欧米と違い、日本は何となくうまくすり抜けています。実はこの「何となく」を明確にするのが、今後の対策を立てるのに焦眉の急なのです。ジャーナリストの主要な仕事は感染者何人発生を伝える定型業務ではなく「起きている事実の意味を言う」点にあると考えております。
8年の間、ヤフーで400本以上発信し、主要な投稿は新聞記者時代から長く続けてきた科学技術分野と、近年何かと騒がしい中国と韓国関連です。以下に特に大量のページビューを得た作品を並べます。新型コロナ感染第一波で日本でも中国でも収束に向かう動きをいち早くグラフ化して把握、初めて一般向けに伝えたのは私の仕事と申し上げて良いでしょう。ツイッターなどで大きな反響をいただきました。Yahoo!ニュース個人の場を活用できたのは素晴らしい機会でした。今後はこうしたスクープは不可能です。
【科学技術】
2020 緊急事態宣言1週間で新型コロナは頂点、減少へ
2017 やはりノーベル賞大隅さんの警鐘を無視した政府
2016 日本列島を揺する地震軸エックス交差を地図に
2014 STAP細胞が『世界3大研究不正』とされた衝撃
2013 書籍流通に大波乱か、非破壊スキャン機が登場
【中国と韓国】
2020 新型肺炎の中国発生が1週間で半減、頂点が近い
2019 次の韓国制裁土壇場で保守白旗直言、政権は苦悩
2018 韓国企業が設計施工のダム決壊は人災が濃厚
2017 中国のやり過ぎ韓国いじめで反中が起きないなら
2015 天津爆発、中国の安全管理は文明国レベルにない
ところで、国立大の研究活動が緩慢な死に向かっています。資源がない日本が明治期に国力を立ち上げ、戦後復興から異例の経済成長を遂げた道には科学技術立国しかないと考えた先人の足跡を見ることができます。それが政府の恣意的な思い付き政策で根底から揺らいでいます。かなり早くから憂慮していたので度重なる警鐘を鳴らしましたが、ノーベル賞のようなストレートニュースと違って反応がいまひとつの感があり残念でした。その中では2017年の「科学技術立国崩壊の共犯に堕したマスメディア」が《英ネイチャー誌3月特集が「日本の科学力は失速」と明確に打ち出したのをマスメディアは理解できなかった》と指弾して、心ある市民、研究者の皆さんから強く支持されました。最新の「小手先の政府とマスコミが科学技術立国壊す:大改革の担い手は無く、日本衰退は決定的に」とも合わせて見直していただきたいテーマです。
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皆様、長い間ありがとうございました。Yahoo!ニュース個人からは間もなく完全に記事作品を撤収します。一方、自前のウェブでの情報発信活動は今後も長く維持するつもりですし、4400ほどの購読者を持つ同名のメールマガジンも続けます。また、ブロゴスへの記事転載も継続されるでしょう。
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