特集「2019春の花〜ネモフィラの青い丘と藤棚ほか」

 毎年、春に桜を撮って特集を組みましたが、今年は各地で昨年の大型台風による被害で桜の木が倒れたり枝が多数折れたりして、はかばかしい花見になりませんでした。気を取り直して、大阪・舞洲に大規模なネモフィラの青い丘が出来たので行ってきました。片道13キロを自転車で往復しました。また、かねてから見たかった愛知・津島の天王川公園にある、全長275メートルの藤棚見物にも行ってきました。

 ◇・・・大阪まいしまシーサイドパーク・・・◇

 昨年の台風による高潮で元あったユリ園が被災し、ネモフィラ100万株に植え替えたそうです。ネモフィラの青い丘が海と空の青さとマッチして幻想的な景色を生み出しました。なお、海外でも有名な茨城の国営ひたち海浜公園はネモフィラ400万株だそうです。



 ◇・・・愛知・津島の天王川公園・・・◇

 津島市天王川公園の藤棚は全長275メートルと規模が大きい上に疎水上に並んでいます。水面に映りこむのが魅力のはずが、バスツアー当日は小雨模様になり、思うような発色になりませんでした。それでも藤の種類が多く、香りと風情は十分に楽しめました。次はクルマで行き、夕方のライトアップを見たいものです。





 一方、今年の桜は残念でした。国宝である彦根城の桜は白さが際立っていて、2015年の特集「サクラ点描2015 彦根・大阪」の壮観をもう一度見ようと行ってみたのですが、堀端は根元から切られた株が多数、往時に比べ見えるサクラが半分も無い有様でした。枝があちこち痛々しく折れていた「けがの功名」で奥行きがある写真が撮れたので、おまけの一枚です。

 【過去のサクラ特集】
 特集「2018のサクラ 岐阜・淡墨桜と滋賀・彦根城」
 特集「2017京のサクラ 枝垂れ紅白と疎水で」
 特集「2016京都のサクラ点描」

 【2016年からの写真特集ページ】Photo-collectionページ開設
 新聞記者としてもカメラは得意で、主に春と秋に京都や周辺地域に撮影行脚に出てサクラやモミジなどの写真集を公開しています。硬派の評論ウェブなので埋もれていますが、10件とまとまってきたので見易いように案内ページを作りました。(2023/3/16)