特集「2023京のサクラ絢爛満開、昼と夜を撮る+α」

 京都のサクラが早めの満開を迎え、再開された外国人客受け入れと合わせて賑わっています。休止されていた夜桜ライトアップが再開されているとも聞いて、久しぶりに大阪から撮影に出かけることにしました。以前のように一日歩き回って撮りまくるのは体力的に無理になっているので、円山公園を出発点にし、隣の知恩院に移り、参詣道を西に下って疎水から引いている小川、祇園白川にぶつかり、川沿いに鴨川まで歩く、桜一杯で間違いないコースを選択しました。一休みして夜桜は祇園白川から木屋町通りを追いかけました。撮影の写真はトリミング無し無圧縮ですから、気に入られた写真を機器に取り込んでもらうと細部を拡大して鑑賞してもらえます。機材はソニーのスマホ、最大の画素数は4000・3000です。この3月27日撮影分に、+αで早咲き「淀の河津桜」3月14日撮影を加えています。


  ◇◆◇ 昼:円山公園、知恩院、祇園白川(3/27撮影)

 円山公園。あちこちにある紅シダレが綺麗でした。枝垂れ桜の大木も元気で、淡い色がありますね。  知恩院の巨大な三門前の名物桜。全景は散漫になりやすいから撮り方はちょっと工夫してみました。
 知恩院参道から祇園白川にぶつかって直ぐに撮れるサクラ一杯のシーン。  やはり祇園白川で、このあたりからライトアップの範囲に入ります。  鴨川に注ぐ直前、サクラが空を埋め尽くします。遠くまで桜並木が続くのが見えます。


  ◇◆◇ 夜桜:祇園白川、木屋町通り(3/27撮影)

 薄暮の祇園白川です。外国人のお客さんもいっぱいで、朱塗りに点灯の時を待っています。枝垂れのライトアップは淡く優しい。  祇園白川のゴール地点、下からライトアップしているので昼間よりサクラの数がさらに多く感じます。ほとんど「サクラ天井」状態。そのすき間に三日月を見つけました。

 四条大橋を渡って木屋町通り。流れる高瀬川が夜桜に絶好のうるおいを施します。





  ◇◆◇ 早咲き「淀の河津桜」(3/14撮影)

 静岡県南部の河津桜は開花時期が特に早くて外国からの集客もすごいようです。伏見区の「淀の河津桜」は地元民が淀の水路沿いにこの十年ほど丹精して名前が売れてきました。むせるような濃いピンク色で、どこか南国的な感じがします。

 ちなみに早咲き河津桜と圧倒的に多いソメイヨシノの花がどれくらい違うか、同時に咲かないのでなかなか比べられませんが、昨年、吹田で撮影したソメイヨシノ花びらアップ写真を並べます。エンディングの後味直しにも良いでしょう。

 【2016年からの写真特集ページ】サクラや紅葉 Photo-collectionページ開設
 新聞記者としてもカメラは得意で、主に春と秋に京都や周辺地域に撮影行脚に出てサクラやモミジなどの写真集を公開しています。硬派の評論ウェブなので埋もれていますが、10件とまとまってきたので見易いように案内ページを作りました。

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